仕事と人

生産技術

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工場内の大空間に生産ラインを
創造する、高品質で低コストな
"モノづくり"の要。
西野吉郎さんの写真

仕事内容

材料開発・電池設計・電池評価を経て開発された“電池”、そして、機構設計・制御システム設計・電池パック評価を経て開発された電池パック、これらを量産品として生産するための生産ラインを造るのが生産技術の役割です。製品の生産に必要ないくつもの工程を設計し、必要な設備を検討しながら生産ラインを造り上げていきます。時には、開発段階で想定している生産方法が、量産に適していないこともあるため、製品の機能や性能を保ったまま、生産効率を高めるための工夫を凝らすことも生産技術の大切な役割です。設備が完成した後も、関係部門と連携しながら改善を加えたり、生産手順を変更することで、高品質で低コストな製品を安定して供給できる体制を構築します。

仕事のやりがい

生産ラインが設置される前の工場は、フロア全体に何の設備も置かれていない大空間です。この空間をどのように使い、どうやって製品を生産していくのかを考えるのが私たちの役割です。製品の組付方法や導入する設備の検討、ラインの試験稼働など、量産開始までにはやるべきことが山ほどあります。試験稼働時には、設備が思ったとおりに動かないこともあり、そのたびに原因解明と調整が必要になります。本当に苦労が多いのですが、大空間を自分の手で製造の現場に変えていく、というやりがいがあります。そうして迎える本稼働の日。製品の第1号がラインから姿を現したときの感動は忘れることができません。ありがたいことに現在、当社製品に対するニーズは世界中で高まっています。そのため、生産ラインの新設をはじめとした生産能力の増強が重要なテーマになっています。大きな仕事に次々とチャレンジできることは、生産技術に携わるうえで、最高のやりがいでもあります。

これから挑戦していきたいこと

今以上に多くの方々にハイブリッド車や電気自動車を利用して頂けるような製品造りを行っていきたいです。それは結果として、地球環境にやさしいカーライフを楽しんでもらえることにつながるからです。もちろん、そのためには生産技術の向上が不可欠です。生産ラインは造ったら終わりというものではないので、常に改善を行い、より効率的な生産の実現を目指しています。また、最近ではハイブリッドシステムを搭載するクルマの種類が増えているため、1つのラインで複数車種向けの製品を生産できる仕組みが求められるようになってきました。非常に難しい課題なのですが、その分、挑戦しがいがあると感じています。製造に精通するだけでなく、設計や開発への理解も深めていき、それぞれの製品に最適なラインを構築していきます。
西野吉郎さんの写真 西野吉郎

入社動機

クルマ好きで、前職も車関連のメーカーで生産技術を担当していました。この経験を活かしながら、車載用電池生産の最先端技術を持った会社で働きたいと思い、当社への入社を決めました。

学生へのPR

ハイブリッド車、電気自動車の更なる普及に向けて、我々と一緒に高品質で低コストな競争力のある“電池”を市場に送り込みましょう。

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