仕事と人

電池評価

  • 求める学部系統
  • 化学系
  • 電気・電子系
様々な試験を駆使し、
"電池"の性能を見極める。
武田幸大さんの写真

仕事内容

ハリブリッド車に搭載する“電池”は、長期間性能を維持し、安全に使用できるものでなければなりません。開発中のニッケル水素電池やリチウムイオン電池について、種々の試験で性能を見極めるのが電池評価の役割です。“電池”の開発においては、「この時期にこのレベルまで達しておかなければいけない」という指標が必要です。そこで、「何を指標とするか、その関所を開発スケジュールのどの段階に設けるか」を考えると共に、設計上の問題点や改善方法を設計部門(材料開発・機構設計)にフィードバックし、開発をサポートするのも重要な役割の一つです。電池評価は、開発における設計部門のパートナーであり、道しるべとも言える存在なのです。

仕事のやりがい

私はこれまでに、材料開発や“電池”の性能設計/評価など、“電池”の開発に関する様々な部門を経験してきました。また現在は、33名が所属する評価グループの技術マネジメントリーダーを任されています。そのため、若手技術者たちに経験を伝え、壁にぶつかったときに助言をすることが重要な役割となっています。この役割を果たすことができ、悩んでいた後輩社員たちが再び前進を始めたときに大きなやりがいを感じます。車載用電池は成長中の分野であり、当社自体も若い会社です。そのため、一人ひとりの仕事の成果が、業界や社内のスタンダードとなる可能性があります。これは、技術者にとっては非常に魅力的なことです。私自身も新たな評価手法の確立などで、「パイオニア」になりたいといつも思っていますし、すべての技術者にそのチャンスがあります。そんな環境で好きなことに熱中できるのが、何よりも楽しいです。

これから挑戦していきたいこと

技術者は「自分よりも評価の低い人がいる」という視点で業務に携わると、“安泰”と“慢心”から成長が止まってしまいます。ですから、常に「上を向いて行動すること」が大切です。私は技術マネジメントリーダーとして、後輩社員にもそのように指導していますし、自身も後輩社員に追いつかれないように最新の技術動向に目を配るようにしています。最近では、組織マネジメントや心理学 等、技術以外の分野にも興味を広げ、自己研鑽に励むようにしています。こういった“引き出し”を増やし続けることで、「この人から学びたい」という存在であり続けること、私を魅了し続ける“電池”の能力を、最大限に引き出す製品を後輩社員と共に開発することが、私の目標です。
武田幸大さんの写真 武田幸大

入社動機

大学時代に電池のエネルギー密度の凄さに魅せられ、電気化学を専攻しました。研究室時代に“電池”への思いはさらに高まり、“電池”の研究あるいは開発に携わりたいと考えて当社に入社しました。

学生へのPR

入社1年目でも、皆さんの検討結果やプロセスがチーム・グループ・部、そして会社のスタンダードになる可能性がある、そして、あなたがパイオニアになる可能性があるという、とてもやりがいある風土の会社です。

Contents Index