仕事と人

材料開発

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クルマの性能を左右する”電池”。
開発のキモは、電極設計にある。
中野和城さんの写真

仕事内容

“電池”は、正極、負極、セパレータ、電解液という4つの部材で成り立っています。この各部材について、どんな材料をどのように用いるか要素開発を積み重ねながら、最終的に“電池”としての性能をハイブリッド車用に最適化するのが材料開発の役割です。ひとくちに“性能”と言っても、それはエネルギー密度や容量だけを指しているわけではありません。耐久性、安全性、作動温度範囲 等、ハイブリッド車に搭載する“電池”に求められる性能には様々な種類があります。これらの性能について、厳しく設定された要件を満たしながらも、お客様の求めるコスト内で電池を提供できるようにするため、電池設計や生産技術、品質管理、調達 等、他部門とも密接に連携を図り、量産を見越して開発を進めていきます。

仕事のやりがい

“電池”の性能は電極(正極・負極)の設計によって決まると言われるほど、“電池”開発において材料開発の果たす役割は大きいです。“電池”の性能がクルマの性能を大きく左右するので本当に責任重大ですが、それこそがこの仕事の醍醐味でもあります。 “電池”に求められる性能は、日に日に高まる一方なので、他部門との連携がますます重要になってきています。私たちが独力で開発を進めても超えられるハードルはわずかですが、様々な部門から知恵を出し合うことで、高いハードルも超えていけるからです。 この、「共有した1つの目標に向かって様々な方面からアプローチする」というモノづくりのスタイルも、大きなやりがいになっています。人を巻き込み、人と協力しながら困難を乗り越えていくことが好きな人には、本当に魅力的な仕事ですよ。

これから挑戦していきたいこと

自分の手で開発した“電池”を世界中のクルマに搭載することが夢です。日本ではハイブリッド車が急速に普及していますが、世界を見渡せば、環境配慮型のクルマといえばディーゼル車を意味する地域もありますし、そもそも、環境に優しいクルマという概念自体が定着していない地域もあります。そういった地域の方々に対しても、「環境配慮型の自動車といえばハイブリッド車」という認識を広められるよう、“電池”という面からクルマの性能向上に貢献していきたいです。この目標を実現することができれば、会社としても、自分としても、大きく成長できるはずだと思っています。もちろん、簡単な道のりではないので、日々、新しいことにチャレンジし、新たな知識や技術の習得に努めています。
中野和城さんの写真 中野和城

入社動機

大学で全固体リチウムイオン電池の研究を行っており、“電池”の設計・開発に携われる仕事を志望していました。ハイブリッド車の将来性を考え、面白い仕事ができそうだと感じたことが当社に決めた理由です。

学生へのPR

明るく、気さくで、元気な人が多いので、非常に楽しく仕事ができる会社だと思います。ハイブリッド車をご購入頂くお客様が増えているので、自分が開発に携わったクルマを街で見かける機会が年々増えており、クルマを見かける度に嬉しく思っています。電池やクルマに興味のある方は、是非、世の中に必要とされるような“電池”を一緒に開発していきましょう。

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